最近なにかと”水”が、特に飲み水に関してのことが話題となっています。
そこで、水と私たちの体との関係を少し探ってみました。
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水にはさまざまなリラックスの効果があります。
水の音を聞いたり、水のある風景を見てリラックスしたり、温泉などに入って心身ともに癒されることなど、多くの人が経験のあることでしょう。
また世界各地に「リラックス効果のある水」として名高い温泉があります。水の「リラックス」効果はどのようなものなのでしょうか?
人の体の約60%は水分で出来ています。
ちなみに胎児は体重の約90% 、赤ちゃんは約75% 、子供は約70%、成人で約60%、老人では約 50%と年齢によって分かれます。成長するにしたがって水分の割合が少なくなってたいくのは、体についてくる必要な脂肪分だけ水分の割合が少なくなって行くからです。
人間は必ず水分を摂らなくては生きていけません。
よく「1日2日食べなくても死にはしない」というように食べ物に関しては人間は蓄えた脂肪で補うことができますが、水分はそうはいきません。 すぐに死にいたるというわけではありませんが、あっという間に活動停止状態になってしまいます。
1日に必要な水分量は成人で約2000ミリリットル。
けっこう多いですね。もちろんすべてを水で補えというわけではなく、食べ物にも水分が含まれていますので、食事という形での補給も含めての量といえます。
水分が不足すると、体の中を流れる血がドロドロの血になってしまいます。
流れが悪くなったために血管が詰まっていき、体にじゅうぶんに血が行き渡らなくなってしまいます。時には命にも関わってしまうことさえあります。
血をサラサラにする方法は沢山ありますが、いちばん簡単なことが水を飲むことです。
そして頭も体も「リラックス」させることではないでしょうか。
体に水分を摂取することによって、細胞を活性化させていき、内蔵の活動にも活発に作用し、健康を促進することにもつながっていきます。
海の中で生きられない進化をしたとはいえ、陸上生活している私たち人間は、呼吸をするのと同じく”水なし”では生きていけないカラダなのです。
そして、私たちが生きていくには、体内の水分量が(%=パーセンテージで)半分を切ってはならないことも証明されています。
よく”生水にあたった”と言いますが、実際は「硬水」が体に合わないために起こる事もあるようです。「軟水」に慣れた日本人の体には硬水が合わなかった結果です。せっかく楽しみにしていた旅行が駄目になったという残念なこともあります。
もともと硬水はヨーロッパなどでは古来では薬とされてきたほどです。 日本人は水の国といってもいいところに住んでいるので実感はありませんが、外国では硬水の水を飲むくらいならアルコールを飲むことを勧めている国もあるくらい、日本ほど水はあまり飲まれていません。
もちろん硬水のミネラルウォーターも売っており、好みによっては硬水がいいという人もいますが、日常的に飲むのでしたら軟水のミネラルウォーターがよいでしょう。
もともと体に馴染んでいるので飲みやすいということもあります。そして「リラックス」できますね。
硬水と違い、軟水はマグネシウムやカルシウムがそれほど多く含まれていないため、栄養分は少ないのですが、味わいでは軟水のほうが美味しく感じます。
飲んだ時にクセがなく舌ざわりの固い感じもしないので、
とてもまろやかでやさしい味です。
やはり慣れ親しんだ水を飲みたいものです。